69年に結成された米を代表するハード・ロック・バンド、マウンテン。
巨漢ギタリストで野獣ボーカルのLeslie West(レスリー・ウェスト)と、
細身の頭脳派ベースのフェリックス・パパラルディ(Felix Pappalardi)がバンドの中心。

マウンテンの曲には、シンプルなハードロックと詩情のある落ち着いたものがあるが、
ミシシッピ・クイーンは彼らのハードな面を押し出した代表作。
重厚なリフで押しまくる豪快な曲だ。

1stアルバム「Climbing!(勝利への登攀)」収録(70年)。

以下、歌詞を和訳した。
*****始*****

ミシシッピ・クイーン
あんた 俺が言ってること分かるか
ミシシッピ・クイーンさ
彼女は俺にあれもこれも教えてくれた

VicksburgのLouisiana通りの周辺に、
ケージャンの女が一人住んでいた
彼女がかのミシシッピ・クイーンさ

彼女は踊り子なのさ
ワインを仰いで軽妙に踊るのさ

他の野郎どもがドンチャンやってる間に
すまねーな 俺が彼女をいただいたよ

※繰り返し

この女 俺に何て言ったかって
私の男になって欲しい だってさ
当然 言ったさ 何でもしてやるよって
光るようなドレスを買って
いつも綺麗にしてやったよ

他の野郎どもが金を稼いでる間に、
すまねーな 俺は彼女に全部つぎこんでたのさ
*****終*****

歌詞は「ミシシッピで上玉の女と遊んだよ」という内容。
「dude」は、マウンテンがNYのバンドということで、
「東部の男=バンドの仲間達」のことか。
「get one's kicks」は、「刺激、興奮を得る(薬物などもありうる)」という意味がるので、
「パーティーでドンチャンしている」という意味か。

最後は「全部つぎ込んで楽しんだ」のか、
「全部すっちまったよ(若干後悔)」か分からない。

ベストの日本語盤を持っているが、英詩が明らかに違う部分がある。
だから当然ながら訳も違う。
なお、ライナーの日本語訳は最後の部分を「全部すっちまった」で落としている。

以下はメモ。
Vicksburgは米南部のミシシッピ州の町。
1719年、仏人が初めて入植。南北戦争の舞台になるなど歴史のある町のようだ。
(英Wikiより)
ケージャンは、カナダに植民していた仏人が米ルイジアナ州に移住し、
その子孫のことを指す。
(ウィキより)

・アルバム「Climbing!(勝利への登攀)
「Never In My Life(君がすべて)」もカッコイイい曲。
イントロのドラムは屈指の名演だろう。ギターリフも良い。


ジャック・ブルースらの手による「想像された~」は、
哀愁漂うギター・ソロが印象的なバラード。
想像されたウェスタンのテーマの記事

・ベスト盤「Best of Mountain」の歌詞
英語の歌詞からして間違っていることや、訳詞の意味が全く分からないものも。
選曲は1st「Climbing !」~3rd「Flowers of Evil」から。
ボーナス・トラックとして「Climbing !」以前にリリースされたアルバムから数曲。
(「Climbing !」の前に「Mountain Leslie West」というアルバムがリリースされているが、
内容を考えると「Climbing !」をデビュー作と捉える方が自然だろう。)

数曲聴いて気に入ったら、オリジナルを揃える方がいいかも。
1stから3rdまで、どれも良いアルバムだと思う。
年を追うごとにハードな感触は無くなっていくので、3rdではハードな面は期待できない。
が、「Mississippi Queen」のライブが収録されている。

2ndは名盤の誉れ高い「ナンタケット・スレイライド」だ。
Nantucket Sleighride(ナンタケット・スレイライド)の記事



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