ツェッペリンの中では「アキレス最後の戦い」などと共に、自分の大好きな曲の1つだ。
北欧のヴァイキングの英への侵入を歌ったものと思われる。

3rdアルバム「Led Zeppelin III」(70年)収録。

以下、歌詞の和訳と解釈。

*****訳*****

我々は 氷と雪で覆われ 熱湯の噴き出す
白夜の大地からやって来た

神々のハンマーが我々の船団を新しい陸地へといざなう
そして 敵の一団と戦い 勝利に歌い 敗れては嘆くのだ
ヴァルハラ神殿 あぁ 俺が行きつく先!

※※
我々は 巧みに捌くオールですばやく移動する
目的地はただ1つ それは西部の海岸だ

※繰り返し
お前達の土地は なんと穏やかで緑豊かなことか
激しい戦いの末 どうやって勝利を手にしたか 話してやろうか
今や 我々はお前たちの支配者となったのだ

※※繰り返し

さあ 抵抗をやめて 破壊された町を立て直すのだ
お前たちは完全に敗北したが
平和を求め信じることで 新たな繁栄を得ることができるのだ
*****終*****

全体の流れは、
ヴァイキングが来て英の先住民(ケルト人か?)と戦い、これを制圧する、
というものだと思われる。
8世紀から11世にかけて、北欧のヴァイキングがグレートブリテン島(今の英)や欧州大陸、
果てはキエフや地中海沿岸に現れたらしいが、
その当時のことを題材にとったものだろう。

1節
「我々は白夜の国からやってきた」とあるので、
この歌の一人称はヴァイキングだと分かる。
「神々のハンマー」は、北欧神話のトール神のハンマーか。
(複数形になっているので違うのかもしれないが。)
トール神は力が非常に強いので、戦いの神として扱われているのかな。
Valhallaは、北欧神話のヴァルハラ神殿のことだろう。
この神殿は、勇敢に戦い倒れた戦士が最高神オーディンに選ばれ辿りつく場所であり、
ここに行きつくことは戦士にとって名誉である。
ここの部分だけ主語が一人称の単数形になっているので、
「俺は勇敢に戦い、ヴァルハラに向かう心構えだ」と、
1人の戦士の血気盛んな様子を描いていると解釈できる。

2節
ヴァイキングが勇ましくオールを漕いで、
英国の東海岸(ヴァイキングからは西側)に船を進める様子が描かれている。
ちなみに、ヴァイキングの強さの1つは、
船(ロングシップと呼ばれる)の製造、操舵技術だったらしい。

3節
3文目は英国の緑穏やかな土地のことだろう。
ヴァイキングが戦いに勝利したことが綴られている。

4節は2節に同じ。

5節
抵抗をやめて新たな君主に従えば、
「繁栄を手にできるのだぞ」という、支配者側の声が歌われている。

1stと2ndのZeppの歌詞は面白くない。
あちこちで指摘されている通り、ブルースの歌詞をそのまま拝借したからか、
あまり曲調と関係ないからだ。(「幻惑されて」などは別だが。)
でも、この曲は曲調とよくマッチした迫力のある良い歌詞だと思う。


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