イギーのソロ時代の代表曲「ラスト・フォー・ライフ」。
ドラッグ中毒で苦しんでいたが、デヴィッド・ボウイの援助もあって再帰を遂げた自身の復活を歌う曲だ。
「lust for A」は「Aが欲しくてたまらない」という意味。

アルバム「「Lust for Life (欲情)」(77年)収録。
映画「Trainspotting」(96年)で使用された。

以下、歌詞を和訳した。

*****始*****
A1
Here comes johnny Yen again with the liquor and drugs
And the flesh machine
アル中 ヤク中のジョニー・エンがまた来たぜ
あっちの方も四六時中さ

He's gonna do another strip tease
Hey man, where'd ya get that lotion ?
I've been hurting since I've bought the gimmick
About some called love
Yeah, some called love
Well, that's like hypnotizing chickens
奴がまた自虐的ストリップ・ショーを始めるぜ
おいおい どこでそんなローションを手に入れたんだい?
俺はねぇ 心が痛むぜ
愛とか呼ばれてるモノを知って以来な
そう 愛というものをな
こりゃまるで催眠鳥みたいになるぜ

A2
Well, I'm just a modern guy
Of course, I've had it in the ear before
I have a lust for life
'cause of a lust for life
まあ 俺も流行に敏感だからな
もちろん 以前はヘロインを打ってたけど
今の俺は猛烈に生きたいぜ
本能がそう言っているんだ

A3
I'm worth a million in prizes
With my torture film
Drive a GTO
Wear a uniform
All on a government loan
俺には百万ドルの値うちがある
自虐的映像が大受けしたからな
GTOを運転してさ
でも 病院行きで
たくさん国に貸りをつくっちゃたな

A4
I'm worth a million in prizes
Yeah, I'm through with sleeping on the sidewalk
No more beating my brains ×2
With liquor and drugs.×2
俺自身に百万ドルの価値があるんだ
だから 歩道で寝る必要なんて無いぜ
酒とヤクで頭痛に苦しむのは
金輪際まっぴらだ

(以下略)
*****終*****

詞の内容は「ドラッグ無しで人生を楽しもう」という、
リズミカルで楽しい曲調そのままの、健康的で超ポジティブなものだ。

A1は、ジョニー・エンという酒、ヤク、セックスの3拍子そろった中毒者が登場。
英Wikiによれば、William S. Burroughsの本「The Ticket That Exploded」に出てくるらしい。
次節のhypnotizing chickensも同様。

そして復活したイギーが登場。
最初はジョニーについての話、途中から主語が1人称(イギーだろう)となる。
「愛」を知ったイギーがヤク中のジョニーを見て心を痛めている。
もちろん、ジョニーはかつてヤク中であったイギー自身をだぶらせているのだろう。
hypnotizing chickensについては、youtubeで検索すると鳥が催眠にかけられる動画がある。
鳥の顔の前である動作を繰り返すと、すっと眠ってしまうのだ。
(この現象が転じてか軍事用語で使用されるようだ。)
ここでは、「愛」により催眠術にかけられたかのごとく、イギーが復活したということだろう。

A2では例のサビ部分が出てくる。
「I've had it in the ear before」の意味は分からない。.
ググッて見ると「ヘロインを耳に打つ」とあったので、これを採用した。
以前は強烈なことをやってたよ、だけど今は「lust for life」だ、という流れかな。

A3は、イギーの過去を速足で駆け抜ける。
ライブが受けて金を稼いだが、ヤクに溺れて精神病院に入り迷惑かけちゃったな、ということだろう。
GTOは、米GMのポンティアック・ブランドの車でマッスル・カー(ハイ・スペックな車)の先駆けとして有名。
「Wear a uniform」は、病院の患者服と解釈した。

A4は、ヤクなんてっまっぴらだという内容。
「I'm worth a million in prizes」は前節と同じ文句だが、
前回はあくまで「torture film」のおかげで価値があった。
が、ここでは「俺」という「人」に価値があると解釈できる。

個人的にはこっちの曲の方が好み。
The Passenger(パッセンジャー)の記事

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