R&Rの古典といわれるチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」。
あの陽気で軽快なギターと、田舎のギター少年の物語。
まさにロックンロールな1曲だ。
58年シングルでリリース。
映像は70年代のものだろうか。

3rdアルバム「Chuck Berry Is on Top」(59年)収録。

イントロのリフは、この曲が最初かと思ってたのだが、
「Roll Over Beethoven(ベートーベンをぶっとばせ)」(56年シングル)が最初のようだ。
(「Johnny B. Goode」は55年に書かれたらしいので詳しくは分からないが…)

続編とも言えるのが「バイバイ・ジョニー」。
60年、シングルでリリースしたがヒットせず。
前者と比べて少し寂しい曲調だが、
歌詞の内容(ジョニーが引退する)を考えればさも有りなん。
60年といえば、ロックンロールの人気が衰えていった頃のようだが、
この歌で、チャックが自身のロックンロールを幕引きした、ということになるのかな。

4thアルバム「Rockin' at the Hops」(60年)収録。

リリース年等の情報は 英Wiki を参考にした。

以下、歌詞の和訳。

*****始*****
ルイジアナ州のだいぶ南 ニュー・オリンズの近く
青々とした森の中に
土壁の木の小屋がポツンと建っていた
そこにジョニー・B・グッドという少年が住んでいた
読み書きは上手くできないけど
まるで鈴が鳴るように軽快にギターを弾けるんだ


それ行け ジョニー ジョニー・B・グッド (以下、このパートは省略。)


彼はギターを麻のずだ袋にいれて持ち歩き
よく線路横の木の下に座ってたんだ
機関士達は木陰に座る彼を目にしたものさ
機関車が走るようにジャカジャカとギターをかき鳴らすのを
彼の前を通る人達は足を止めて言ったさ
「おぉ 田舎の坊や なかなかやるじゃないか」


母親が彼に言ったんだ 「いつか大きくなったら
一流のバンドを率いてるかもね
夕方になったら 多くの人達が遠くから集まるのよ
あなたの演奏を聞くために
あなたの名前がネオン看板になってたりして
今夜はJohnny B. Goode なんてね」
*****終*****

ギター上手な田舎の少年(チャック自身か)の話。
最後、母が冗談で「大人になったら一流バンドのリーダーになってるかもね」と、
アーティストとして成功することがほのめかされている。
自分は、1節の最後のくだり「play the guitar like ringing a bell」が好きだ。
少年の純粋さや軽快な感じが伝わってくるからだ。
「Too Much Monkey Business」のイントロなんかを思い出す。

サビの「Johnny B. Goode」は「Johnny, Be Good」とダブル・ミーニングか。
「ジョニー、おとなしくね(静かにね)」と訳せるが、
線路近くで列車が来るときにギターを弾いていることから、
家で弾いて近所迷惑にならないようにね、ということだろう。
次のバイバイ・ジョニーでも「トラブルにならなければ満足だった」と言っているし。
チャック自身、過去にあった経験なのかもしれない。
まあ、アコギを弾く人にとって近所への配慮は今も昔も変わらないか。

以下、「Bye, Bye Johnny」。
*****始*****
母親がサザン・トラスト銀行の口座からお金を全て引き出してきた
息子がグレイハウンドの長距離バスで
ルイジアナからGolden Westへと旅立つためにね
うれし涙が母の頬を流れ落ちる
自慢の息子さ その名もジョニー・B・グッド
ハリウッドで映画に出ることになってるんだ

さよなら さよならジョニー

母親は農作業でお金を貯めて
農場のお店でジョニーのギターを買ったことを思い出した
線路の横でギターを弾いて
もめ事が起きなかっただけで ジョニーは満足だった
まさか こんな日が来ることなんて思いもしなかった
母が息子に別れのキスをしなければならないなんてね


いっておいで さよなら さよならジョニー


母親は夢にまで見たジョニーからの手紙を手にした
愛する人ができたらしい
結婚したらすぐに彼女を田舎によこして
あの線路の横に立派な家を建ててくれるとね
機関車の音が聞こえてくる度に
キッチンのドアの横に立って 家族で手を振るのさ


機関車が唸る
さよなら さよならジョニー ってね
*****終*****

1,2回目の「Bye, bye…(さよなら)」は、母からジョニーだったが、
最後は「Howling」とあるので機関車(世間かな)からジョニーに向けてのものだろう。

・アルバム「Rockin' at the Hops」
このアルバムでは「Worried Life Blues」や「Confessin' the Blues」など、
露骨にブルースのカヴァーを取り上げている。
以前のアルバムに収録されていたブルース系の曲は自作だったのだが、
原点回帰といったところか。

「Johnny B. Goode」のリフはこの曲が元らしい。

「Ain't That Just Like a Woman」(46年にヒット)。
作曲者はLouis Jordan and His Tympany Five。
どこかで耳にしたことがあるような無いような…。

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