オールマンブラザーズバンドの名盤とされる「At Fillmore East」の冒頭曲。
デュアン・オールマンの絶妙なスライド・ギターが聞ける。

3rdアルバム「At Fillmore East」(71年)収録。

タジ・マハールのヴァージョンが下敷きか。

1stアルバム「Taj Mahal」(68年)収録。

原曲は Blind Willie McTell というブルーズマンの曲。

どんな人物なのか。
米ジョージア州生まれ。
盲目だったが盲学校に通い音楽を学び、父母や叔父にギターを教わった。
父母を亡くした後、ミュージシャンとしての生活を開始。
1927年にレコード会社で初録音。
同曲は28年、シングルのB面としてリリースされた。
(以上、英Wikiより)

オールマンの歌詞は、タジのものを少し変えたもの。
タジは元の歌詞を大幅に短縮し改変してある。
クリームのクロスロードのように演奏主体といったところか。

以下、歌詞を和訳した。
*****訳*****

起きろよ お袋 明かりを小さくするんだ
起きろよ お袋 明かりを小さくするんだ
嫌なのかい アンクル・ジョンを部屋に入れるのが

今朝起きて ステーツボロ・ブルーズを弾いた
今朝起きて ステーツボロ・ブルーズを弾いた
部屋の隅に目を凝らしたら じいさんも弾いているみたいだったよ

ああ お袋は俺を残して死んじまった
親父も逝っちまった
俺は男前じゃないけどさ お前
やさしいし思いやりぐらいあるんだぜ

俺は田舎に行くつもりだ お前ついてくるか?
もし来ないなら お前の妹のルシールが行きたいってさ
(そうなりゃ 連れて行くつもりだぜ)

俺はあの女が好きだ 過去に会ったどの女よりもな
俺はあの女が好きだ 過去に会ったどの女よりもな
今は 俺を王様にみたいに扱って
まるで従順な犬みたいだぜ 

※繰り返し
*****終*****
アンクル・ジョンは何か特別な意味があるのかな。
doggoneは米国で「嫌な、忌まわしい」という意味らしいが、
おそらく犬の従順な態度から、こういう意味に転化したのだろう。

以下、Blind Willie McTellの和訳。
*****訳*****
起きろよ お前 明かりを小さくするんだ ×2
嫌なのかい 俺を部屋に入れるのが

お袋が死んで 俺は向う見ずになった
親父が死んで 俺は酷くグレたんだ
でも 男前じゃないけど 俺は優しいお袋の大切な息子なんだ

お前はホントやっかいな女だ 俺をこんな風に扱うなんて ×2
お前さん この町を出て どこかで落ち着こう

ある女を好きになったよ 今までで最上の女さ
ある時 ある女を好きになったよ 今までで最上の女さ
俺を王様みたいに扱う 従順な女だった

姉さん 兄弟に伝えてくれ 兄弟は叔母に伝えるさ 
叔母は叔父に 叔父はいとこに そして いとこは俺の友人に
田舎へ移るんだ お前 一緒に行くか?
キレイな女を捕まえられるかもな 両手に花どころじゃないかも

ビッグ80がサバンナを出発した どうした 止まらないぞ
あの黒人火夫を切るべきだった 釜を熱しすぎたんだ
お前さん そこの隅に手を伸ばして 俺に靴をとってくれ
そうすりゃ ステーツボロ・ブルーズを弾いてやる

お袋が 姉が 叔母が
兄弟が 友人が 俺が みんな聞くのさ
今朝起きて ステーツボロ・ブルーズを聞くのさ
部屋の隅っこに目を凝らしたら じいさんとばあさんも聞いてたよ
*****終*****
良くわからない。
ブルーズの歌詞は初めて訳すので間違いだらけかも。

1節、「mama」は母親か女房か判別できない。
全体を通して「mama」が出てくるので女房として訳した。
明かりを小さくする意味も、何故部屋に入れようとしないかも分からない。
最初、「mama」を母親、「Papa McTell」を父親として、
嫌な父親が部屋に入るのを母親が嫌がっていると解釈していた。
でも、英Wikiの同曲の解説によれば、 「Papa McTell」は彼自身らしいので、
そのように訳してみた。

2節、これは彼の生い立ちの話そのままだろう。
3節、「こんな風に扱う」のは1節のことか。
4節、過去の女か、それとも今の女房か。
5節、前半は伝承歌ような、単語がバトンタッチして進むスタイル。
最終行の「fair brown」は女のことか。

6節、どうやらサバンナから機関車に乗って町を去ったようだ。
ステーツボロに向かったのかな。
「Big80」は、火夫やボイラーが出てくるので機関車のことか。
「ought to saw」とあるが、「ought to see」の間違いじゃなかろうか。
歌を聴くと明らかにsawと歌っているが、
「火夫を切る(解雇)」という表現はあるのだろうか。

ちなみに、サバンナはジョージア州にある大西洋岸にある町。
綿花の積み出しで港湾都市として栄えたようだ。
ステーツボロはサバンナのすぐ近くの町で、
20世紀以前、ここから綿花をサバンナの町へ運んだようだ。
(Wikiより)

7節、最後の行が印象的。
皆ステーツボロ・ブルーズを聞いているのだ。
ここの「mama」は後ろに姉などが続くことから母親とした。

この歌はステーツボロに向かった時の事を歌っているが、それ以外は分からない…。

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Whipping Post
Midnight Rider
In Memory of Elizabeth Reed
Ramblin' Man
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