パープルの中で非常に珍しいカントリー風の軽いタッチの曲だ。
前作でハード路線で成功を収めたのに、
なぜ誰もが同じ路線のアルバムを期待した中でこれを収録したのか分からない。
でも大好きな曲なので。

5thアルバム「Fireball(ファイアボール)」(71年)収録。

このアルバムは、タイトル曲などノリの良いハードな曲もあるがどっしりと落ち着いた曲が目立つ。
プログレ的でスペーシーな雰囲気が濃厚な異色作。
元々デビュー時はアメリカ的、プログレ的だったので、
良い意味で無意識に少し後戻りしたのかな。

なお同名の独プログレ・バンドは、この曲からその名をとったらしいが。

以下、歌詞を和訳した。
*****始*****
A1
お前の寝室の窓の下に立って
煉瓦を投げつけた
だれも来ないのでもう1つ
そしたら えらく上手くいってねえ
お前の親父が出てきて俺の頭をぶん殴ったのさ
ひとこと「何だお前
俺の娘にまとわりついている例の奴か?」
そして 乗って来た車に放り込こまれたよ

B1
お前は農家の娘
お前は農家の娘
どうして俺はいつもこうなんだ
こんな娘に手をだしたんだろ
もう卵と水は口にできないな
農家の娘と楽しんだお陰でな

A2
想像してくれよ 俺は1人前の男で
口も達者なんだぜ
お前に会いにここまで来て
毎晩こうやってきたんだけど
わあ! ドアがぶっ壊れてしまった
お前の親父は真っ青になって
こっちに来て一言「このくそったれが
豚箱にぶちこんでやる」

B2
お前は裁判官の娘
お前は裁判官の娘
どうして俺はいつもこうなんだ
こんな娘に手をだしたんだろ
今や豚箱にぶちこまれる羽目に
裁判官の娘と楽しんだお陰でな

C
世間は「法と秩序」と叫ぶみたいだな
俺は誰の娘とでも上手くやるけどな

A3
お嬢さん 俺は穏便にやりたいんだ
親父さんは黙ってな
びっくりして卒倒するぜ
俺がやったことを話したらな
あんたのご高説と誤魔化しはちゃんと聞こえるよ
「このバカな痩せこけた野郎が」ってね
でもよ そんなおバカな俺が
お嬢さんの子供の親父なんだぜ

B3
彼女は幸運な娘
ホントに幸運な娘
どうして俺はいつもこうなんだ
こんな娘に手をだしたんだろ
今度もいつものようにトラブルさ
お金持ちの娘と結婚したお陰でな

*****終*****

A1は農家、A2は裁判官(法律関連)、A3はお金持ち(ビジネス関連)、と3種の職業の人が出てくるが、
典型的な型にハマった思考を持つ人達、というこだろう。
そんな彼らの娘は自分の意思で相手を選んでいる。
ジェネレーション・ギャップをテーマにした内容ということかな。

B1の「卵と水」は、多分、農家繋がりということだろう。
特別な意味があるのか分からない。

淡々した歌詞と曲の展開だが、小刻みでリズミカルなギター・ソロや、
時折入るスライド・ギターがアメリカの田舎や古い感じを漂わせて良い味を出している。


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