サイケ時代のバーズの代表曲。
イントロのベースやギターのフレーズが個性的。

3rdアルバム「Fifth Dimension(霧の5次元)」(66年)収録。

作曲は、ジーン・クラーク、マッギン、クロスビー。

以下、歌詞を和訳した。

*****始*****
A1
Eight miles high and when you touch down
You'll find that it's stranger than known
高さ8マイルから地上に降りたら
今まで見たことのない奇妙な物事に出会うだろう

A2
Signs in the street that say where you're going
Are somewhere just being their own
これから向かう先が書いてある通りに並ぶ標識は
あるべきところに ただただ立っているだけ

A3
Nowhere is their warmth to be found
Among those afraid of losing their ground
温かさなんてどこにも存在しない
ここの奴らは自身の立場を失うのを恐れている

A4
Rain gray town known for it's sound
In places small faces unbound
そのサウンドで有名な灰色の町に雨が降る
あちこちに開放された小さな顔が見える

A5
Round the squares, huddled in storms
Some laughing, some just shapeless forms
広場は取り囲まれ 嵐のような喧騒の中に放り込まれる
笑っている人もいれば 何をしているかわからない変な人もいる

A6
Sidewalk scenes and black limousines
Some living, some standing alone
歩道が見える 黒のリムジンも
生き生きとした人 孤独に立ち尽くしている人もいる
*****終*****

タイトルや曲調から浮遊感のあるおもいっきりサイケな歌詞かと思ったら違った。
世間から距離を置いた冷めた目線が印象的。

内容がつかめない部分がちらほらと有る。
(以下、語尾が「らしい」という文章は、英wikiで解説されている内容。)

A1は、英国に降り立ち、両国の文化の違いに驚く、という内容。
以後の歌詞もそうだが、バーズが英国を訪れた時のことを題材にしているらしい。

A2はよく分からない。
人影の無い町中の雰囲気に寂しさでも感じたのだろうか。

A3はバーズのメンバーが英で冷たい歓迎を受けたことを歌った内容らしい。
英国の音楽関係者がバーズの成功に脅威を感じていたのかな。

A4の「gray town」はロンドン、「サウンド」は英ロックのことだろう。
2行目「unbound」がわからない。
1行目と韻を踏むために選ばれた表現だと思われるが、具体的な意味は掴めない。
ここまでの歌詞の内容が ”英に対してネガティブ” なことを考えると、
バーズの音楽によって英国の人が「unbound=開放された」と受け取れる。
ちょっと高慢な内容になるが…。

A5はメンバーがファンなどに取り囲まれた様子を表しているらしい。
2行目の「shapeless forms」は何を意味してるか分からない。
これも韻を踏むための単語選びだろう。
訳は、A6の最終行で「living=生き生きとした」と「standing alone=孤独に立っている」が、
ポジティブとネガティブの対になった表現と捉えられ、
ここでも同じ内容になっていると解釈した。

A6では、最後のフレーズに時代を感じる。

9thアルバム「Untitled: Unissued」(70年)には、
16分程のほとんどインストともいえる同曲のライヴが収録されている。
ジャケットも内容も渋い好盤。


ヴェンチャーズのカヴァー。



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