ムーディー・ブルースは「サテンの夜」ぐらいしか聞いたこと無かったのだが、
ここ半年ぐらい、ちょこちょこ時間を作って1stアルバムから順に聞いてきた。

一番好きなアルバムがラスト・アルバム「Seventh Sojourn(神秘な世界)」(72年)。
60年代半ばから活躍する古参のバンドだけに、貫禄に満ち溢れたアルバムだ。
1曲目の「Lost in a Lost World」からツボにハマって、
メロディの良い曲が続き、最後は豪華なロックンロール「I'm Just a Singer (In a Rock and Roll Band)」で終わる歌ものロック・アルバム。

最近ハマっているのが7曲目「When You're a Free Man」。
切ない曲。



*****始*****
A1
時間は足早に過ぎ去っていく
もう一度話し合うことができたなら
いつか 君の笑顔を見れるだろう
もう一度君が自由の身になったら


A2
高くそびえたつ山を見て
僕達は笑いながら これからについて話していた
きっと君の輝く姿を見れるはず
僕達が自由のみになったら


B1
君は安らぎを得るために故郷を去っていった
噂は耳にしているよ うまくやっているみたいだね
子供たちとローズマリーは元気かい?
君に会いたいよ
ずっと友人さ


(ギターソロ)

いつか 君の笑顔を見れるだろう
もう一度君が自由の身になったらね

A3
僕はよく分からなくなるんだ
僕らの世界がなぜこんなことになってしまったのか
きっと君の輝く姿を見れるはず
僕達が自由のみになったら


B2
君は涙に暮れる人々に愛を与えた
君の目は悲しみ 必要性を感じたのさ
愛は永遠ということを
神の子になろう
そして 何にも邪魔をされない平和な世界に暮らそう
何にも邪魔されない平和・・・平和

きっと君の輝く姿を見れるはず
君が自由の身になったら


君が自由の身になったら・・・

*****終*****

歌詞は、離れた場所にいる友人にあてた手紙のような内容だ。

A1からA3、B1
親しい友人が遠くに行ってしまったようだ。
奥さんや子供のことを聞いているので、両人とも学生ではなく社会に出ていることが分かる。
各節の最後のくだり「君が自由のみに・・・」を考えると、
友人は社会で一定の地位にあるのだろうか。

A3、B2
一向に平和が訪れない世界に対して嘆いているように思える。
友人は政治家だろうか。

「perfect peace」=「何にも邪魔されない平和」と訳したのだが、
世界的な「完全な平和」とすると、あまりに無茶な絵空事なので、
それはもとより無理というのを前提にして「僕らだけでも」というニュアンスだ。
ただ、曲調からして「僕らだけでも」無理、ということを含んでいると思う。


悲しい歌詞だが、曲調が過度に感傷的になるわけでもなく理性的なためか、
「どうにもならないことだ」という大人のあきらめが入っているように思える。



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