1961年にヒットした炭坑夫の歌。
Jimmy Deanはカントリー系の歌手だ。



テネシー・エミー・フォードの16トンズも好きだが、この曲も大好きだ。

以下、歌詞の和訳。

*****始*****
A1
Every mornin' at the mine you could see him arrive
He stood six foot six and weighed two forty five
Kinda broad at the shoulder and narrow at the hip
And everybody knew ya didn't give no lip to big John
毎朝決まって炭坑に来る男
背丈は6フィート6インチで245ポンドの巨漢
肩幅があって尻は締まっている
ビッグ・ジョンには口出しする奴はいない

ビッグ・ジョン ビッグ・ジョン
ビッグ・バッド・ジョン(以下、省略)

A2
Nobody seemed to know where John called home
He just drifted into town and stayed all alone
He didn't say much, kinda quiet and shy
And if you spoke at all, you just said hi to Big John
ジョンの故郷は誰も知らなかったようだ
この町に流れ着いて 独りで住んでいる
口数は少なく 静かで用心深かった
話しかけたとしても 「ハイ、ジョン」の挨拶だけだった

A3
Somebody said he came from New Orleans
Where he got in a fight over a Cajun Queen
And a crashin' blow from a huge right hand
Sent a Louisiana fellow to the promised land, big John
ジョンはニュー・オーリンズから来たとか
ケージャン女をめぐって喧嘩して
大きな右こぶしで一発
ルイジアナの男をあの世に送ったのさ

A4
Then came the day at the bottom of the mine
When a timber cracked and men started cryin'
Miners were prayin' and hearts beat fast
And everybody thought that they'd breathed their last, 'cept John
そして炭坑の底であの日を迎えたのさ
丸太が割れて男たちがわめきだし
死ぬ思いで祈りつづけた
これが最期だと誰もが思っていた ジョン以外はな

A5
Through the dust and the smoke of this man-made hell
Walked a giant of a man that the miners knew well
Grabbed a saggin' timber, gave out with a groan
And like a giant oak tree he just stood there alone, big John
(Big John, big John) big bad John (big John)
砂埃でいっぱいの絶望的な坑道から
大きな男が歩いてきた 皆がよく知っている奴
たわんだ丸太をつかんで大きな音とともにはずし
ジョンは独り巨大な樫の木のようにつったってた

A6

And with all of his strength he gave a mighty shove
Then a miner yelled out, there's a light up above
And twenty men scrambled from a would-be grave
Now there's only one left down there to save, big John
ジョンがあらん限りの力で押しを加えた
1人の男が叫んだ 光が見えたぞ
20人の男があやうく墓になるところだった穴から這い上がってきた
そして残すはあと1人

A7
With jacks and timbers they started back down
Then came that rumble way down in the ground
And then smoke and gas belched out of that mine
Everybody knew it was the end of the line for big John
男たちはジャッキと丸太を持って炭坑に戻り始めた
その時 地下で轟音が鳴り響き
炭坑から煙とガスが噴出した
誰もがビッグ・ジョンの最期だと思った

A8
Now they never reopened that worthless pit
They just placed a marble stand in front of it
These few words are written on that stand
At the bottom of this mine lies a big, big man, big John
もはや誰も価値の無くなった炭坑を開けようとせず
そこに一本の大理石の柱を建てたのだった
柱には一言
この炭坑の底に大きな大きな男 ビッグ・ジョン眠る と書かれていた


*****終*****

歌詞の内容は、炭坑事故とジョンという大男の話。
炭鉱の入り口が塞がって坑夫たちが自分たちの死を覚悟したところ、
ジョンという体はでかいが無口でよく分からない男が活躍したが、
不幸なことに、皆が助かったあとに炭坑に最後に残ったジョンは、炭坑で発生したガスで死ぬ。

面白いのことに、ジョンは単純に人の命を救った英雄というわけではない。
うわさでは、前の町で喧嘩の末に殺人を犯しているし、口数が少なく、他の人には正体が分からず、
巨漢といういでたちもあり、薄気味悪いのである。

おまけに、自分が最初に外に出ればよかったのに、どうしたことか最後まで残って、挙句死んでしまう。
少し間抜けなところもあるのである。
だから、Big "Bad" Johnなのかな。
この場合のBadは、当然「良い奴」という意味だが、このあたりのことを含んでのことだろう。

A1
6フィート6インチは、約2メートル。
245ポンドは、約111キログラム。
体重が100キロ超だが、かなり長身なのでおデブではなく、かなりがっちりした体型だろう。

A2とA3
ジョンの素性はほとんど分からない。
唯一、色恋沙汰で人を殺めたということだ。
「Cajun Queen」だが、ケイジャンというフランス系のカナダ人で南部に移住した人のこと。
美人が多かったのかな、何度か目にする言葉。

A4~A6
炭坑事故のシーン。
坑道を支える丸太が割れて、地上に出る縦坑が塞がったのだろう。
外との入り口が塞がれば地中の酸素は次第に薄くなってしまい、みな窒息死する。
祈るしかない。
そこにジョンがやってくる。
地中で坑道は枝分かれしているので、皆がいた場所に他の坑道からやってきたのだろう。
ジョンの持ち前の怪力で塞がった穴は貫通し、最後に残ったジョン以外は外に這い出ることができた。

A7、A8
炭坑に戻ろうとしたところ炭坑の中で爆発が起こってしまい、ジョンだけがお陀仏となる。
よくある炭坑事故だ。
そして炭坑は閉鎖され、そこにはジョンの墓標が建てられた。


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