ボブ・ディランの代表曲の1つ。

アルバム「John Wesley Harding」(67年)収録。

以下、歌詞を和訳した。

*****始*****
「ここから抜け出す方法が何かあるはずだ」 ペテン師が盗人に言う
「戸惑うことがやけに多くて 俺は落ち着かないぜ
ビジネスマンの奴らは俺の作ったワインを飲めば 農民は俺の土地を耕す
奴らは誰一人として その価値が分かっていない」

「熱くなるなよ」 盗人は穏やかに言った
「ここに居る連中のほとんどは 人生をお遊びと思ってるのさ
でも お前と俺は今までの経験から そんなの俺達の運命じゃないと分かった
だから おふざけで話すのはもうやめよう 夜も更けた」

見張り塔からずっと王子達が見下ろしている
女達や裸足の召使達が往来するのを
遠い向こうから ヤマネコの鳴き声が響いてくる
2人の馬乗りが近づいていく 風がヒューッとうなる
*****終*****

1節、ペテン師が問題提起。
2節、盗人が回答。夜が更けたので会話は終了。
3節、周囲の状況描写。

ペテン師と盗人はおそらく監獄にでも入っているのだろう。
監獄は俗世間のことで、
2人は「こんな世の中でやっていくのはご免だ」と話していると思われる。
「話をやめよう」という部分は、「話をやめて実際に行動に移そう」ということかな。
ペテン師と盗人が何を暗示しているのか分からないが。

最後の段落、王子達は為政者の事で、
馬乗りが近づいていくのは、見張り塔の門を警備する騎兵が時間通りに門を閉めるシーンか。


以下、名カヴァーたち。

XTCのデビューアルバムには、
オリジナル・アルバムでは唯一のカヴァー曲が収録されている。
それがこの曲。

1stアルバム「White Music」(78年)収録。

ジッミヘンのカヴァー。ギターソロもいいがボーカルも良い。

3rdアルバム「Electric Ladyland」(68年)収録。

元トラフィック、デイヴ・メイソンのカヴァー。

ライブアルバム「Certified Live(情念)」(76年)などに収録。