田川市にある石炭・歴史博物館。
ここには、石炭採掘に使用された多くの機材や当時の写真・映像が収蔵されている。

博物館で一番印象に残っているのが、坑道内の労働者の写真。
男女ともパンツ、というか、ふんどし一枚。
男はツルハシを振りおろし、女は背中に背負ったカゴで石炭を運んでいた。
中学生ぐらいの子供も真っ黒になって働いている。

いくら本を読んだり絵を見ても、自分にとって全く縁の無い、こういった状況を想像するのは難しい。
やっぱり写真の説得力は大きい。
 
ただ、炭鉱について色々と勉強になったが、炭鉱自体が残っていないのが残念だ。
田川3
巻き上げ機。
炭鉱で使われた機材などが展示されている。
展示というか、屋外に無造作に並べられている。
田川2

鉱山へ入るときの列車かな。

炭鉱住宅も復元されており、家の中も細かく再現されていた。
田川4
建物一棟や一部だけでなく、数棟並んでいるので雰囲気も分かりやすい。

炭鉱住宅の区画
近くの炭坑住宅の区画割りが残る嘉麻市(旧稲築町)へ。
炭坑労働者や三井の炭坑経営幹部が住んでいた場所で、
建物等がそのまま残っているわけではないが、
住宅の並びから往時の姿が垣間見えるのだ。
田川1
車で走っていると、長屋サイズの建物が整然と並んでいたのですぐに分かった。
閉山時、社宅が退職金の代わりとされたため、今は個人の所有となっているらしい。

炭鉱住宅までも見学しようと思った理由は、
下の本を福岡市図書館で見つけて読んで、
当時の炭鉱住宅の人々の暮らしぶりなどを少しでも感じようと思ったからだ。

内容は、炭鉱住宅で暮らした女性達へのインタビュー。
当時を懐かしむ人や思い出したくないと語る人など、
人それぞれの炭鉱住宅で過ごした過去が語られる。

山本作兵衛の展示会
この日は、嘉麻市の織田廣喜美術館で山本作兵衛の展示会を見てきた。
※常設展では無く企画展

山本作兵衛は炭鉱絵を書いた人だ。
炭坑内の様子や炭坑労働者の生活、お祭り、労働者の家の様子、
炭鉱町で起こった米騒動から流しの旅芸人などが描かれており、
絵に文書が伴っている点が面白い。
嘉麻市2
(許可を得て撮影)
入口には、紙で作られた炭鉱の人々が並べられていた。

・他の九州炭鉱跡の記事
端島(軍艦島) 
万田杭 
旧志免竪坑櫓 
宮若市石炭記念館 
直方市石炭記念館 
若松区 

旅行記事の目次


国内旅行 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村